18世紀末に英国人のトーマス・ビューイックが創始したとされるヨーロッパが主流の木版技法で、”西洋木版”とも言われます。桜などの広葉樹の木材を立ち木の状態で縦挽きにしたものを彫刻刀で彫る板目木版とは異なり、黄楊や椿のような均質な密度の硬い木を横から輪切りにしたものの木口を、銅版画にも用いられるビュランやノミで彫るため、銅版画に匹敵する精密・繊細な表現が特徴です。主な作家にギュスターヴ・ドレ、オノレ・ドーミエ、柄澤齊、日和崎尊夫、涌田利之など。
阿部出版 平成3年(1991) ¥85,000
関野凖一郎 昭和61年(1986) SOLD
形象ギャラリー 昭和57年(1982) 日和崎尊夫・柄沢齋他 ¥65,000
柄澤齊 小沢書店 平成7年(1995) SOLD
関野凖一郎 大雅洞 昭和50年(1975) SOLD
木口木版 1通 昭和43年(1968) SOLD
▲