風間完 Kazama Kan
大正8年<1919>―平成15年<2003> 東京都出身
画家、挿絵画家。東京高等工芸学校を卒業後、2年間の兵役を経て画家を志す。猪熊弦一郎、内田巌、荻須高徳らに師事。邦枝完二による朝日新聞夕刊小説『恋あやめ』をはじめ、五木寛之『青春の門』、司馬遼太郎『翔ぶが如く』、『花神』など数々の作品の挿絵を手掛け人気を博す。1957年渡仏。2年間パリに滞在し、モンパルナスの美術研究所グランド・ショーミエールで学んだ。挿絵のほかにも本の装幀、絵画、エッセイなどその仕事は多岐にわたる。