藤原啓 Fujiwara Kei
明治32年<1899>-昭和58年<1983> 岡山県出身
陶芸家。
文学を志し、それを断念した後、39歳にして陶芸の道へ。
金重陶陽や北大路魯山人らから指導を受けて技術を磨き、特に古備前の復興に注力していきました。
古備前の技法を基礎にしながらも、窯の中での自然の変容を生かした近代的な造形が特徴で、素朴で豪放な作風は後進へ大きな影響を与えました。
1970年に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。
息子は同じく陶芸家で、人間国宝の藤原雄。