草間彌生 Kusama Yayoi
昭和4年<1929>生まれ 長野県出身
前衛彫刻家、画家、小説家と様々な顔を持ち、日本の現代美術において最も国際的な注目を浴びるアーティストの一人。10歳の頃より、特徴である水玉と網模様をモチーフにした幻想的な絵を描き始め、1957年に渡米し、60年代のニューヨーク滞在中に制作した水玉や網目が無限に増殖する絵画やソフトスカルプチュア等の環境彫刻、さらに奇抜なハプニングやエンタープライズで大きな注目を集めました。その独創的な作品と活動は世界に衝撃を与え、前衛芸術家としての地位を確立。1973年に帰国後も全世界を飛び回り活躍し、美術作品以外にも小説や詩集等を多数発表しています。京都美術工芸学校卒。
1955年 国際水彩画ビエンナーレ（日本代表）。
1959年 国際水彩画ビエンナーレ（米国代表）。
1966年 ヴェネツィア・ビエンナーレ。
1968年 自作自演の映画「草間の自己消滅」で国際短編映画祭入賞（ベルギー）、アン・アンバー映画祭 銀賞、メリーランド映画祭受賞。
1983年 小説「クリストファー男娼窟」で野性時代新人文学賞受賞。
1993年 ヴェネツィア・ビエンナーレ。
1996年 ベストギャラリー賞1995-96、ベストギャラリー賞1996-97受賞（国際美術評論家連盟より）。
1998年 大回顧展「Love Forever：Yayoi Kusama 1958-1968」を開催（ロサンゼルス・カウンティ美術館、ニューヨーク近代美術館、ウォルカー・アート・センター、東京都現代美術館を巡回）。
2000年 芸術選奨文部大臣賞、外務大臣表彰受賞。
2001年 朝日賞受賞。
2002年 紺綬褒章受章。
2003年 フランス芸術文化勲章・オフィシェ受章。長野県知事表彰（芸術文化功労）受賞。
2004年 信毎賞受賞。個展「クサマトリックス」（森美術館）が52万人を動員。
2006年 ライフタイム アチーブメント賞（芸術部門）受賞。旭日小綬章受章。高松宮殿下記念世界文化賞 絵画部門受賞。
2008年 ドキュメンタリー映画「草間彌生 わたし大好き」公開。
2009年 文化功労者。auの“iida”ブランドで本人プロデュース及びデザインの携帯電話を発表。
2012年 「草間彌生 永遠の永遠の永遠」展（国立国際美術館ほか）。ルイ・ヴィトンとのコラボレーションによるコレクションを発表。
2016年 文化勲章受章。
2017年 「草間彌生 わが永遠の魂」展（国立新美術館）。
