明治2年<1869>-昭和2年<1927> 東京都出身 画家。母方の姓、坂巻氏を名乗るが、母が月岡芳年と再婚したため師匠でもある芳年の月岡姓を継ぐ。芳年の没後は尾形月耕や松本楓湖などに師事。能楽にまつわる作品を多く手掛け、上質な和紙に金銀泥を贅沢に用いるような優美な作風で知られる。木版画シリーズ「能楽図絵」「能楽百番」「能楽大鑑」が有名。また花鳥や人物を主題とした肉筆画も得意とした。
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