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美術作品

ル・コルビュジエ Le Corbusier

ル・コルビュジエ

1887年-1965年 スイス出身
20世紀を代表する建築家。モダニズム建築の巨匠。本名はシャルル=エドゥアール・ジャヌレ=グリ。時計職人の父とピアノ教師の母のもとに生まれ、自身も時計職人を目指すが視力が足りず断念。在学していた美術大学の校長の勧めで建築の道へ進んだ。鉄筋コンクリート建築の先駆者オーギュスト・ペレやドイツ工作連盟の中心人物ペーター・ベーレンスのもとで学び、1922年に従兄弟のピエール・ジャンヌレと共同で建築事務所を設立。スラブ、柱、階段の3つが建築の主要要素だとする「ドミノシステム」や、近代建築の5原則(ピロティ、自由な平面、自由な立面、独立骨組みによる水平連続窓、屋上庭園)を提示し、石やレンガ積みによる西洋伝統建築の常識を覆す、まったく新しい近代建築を発明した。また、人体のサイズを基準にした黄金比「モデュロール」を考案し、機能性と美しさの両方を兼ね備える建築の在り方を実現した。建築のほかには「ピュリズム(純粋主義)」を掲げて絵画を制作。また「LCシリーズ」など家具も数多く手がけ、現在も世界中の人々からデザイナーズ家具として愛されている。

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