リリアン・ミラー | 浮世絵・版画・美術書の専門店　山田書店美術部オンラインストア

1895－1943年　日本・東京出身
西洋と東洋の架け橋になった女性浮世絵師。日本で学んだ知識と西洋人としての感覚が融合され、黒い背景の「盆栽」シリーズにみられるようにインパクトのある作品を多く残しています。9歳から3年間狩野友信のもとで日本画の手ほどきを受け、12歳で歴史人物画の第一人者である島田墨仙に師事し、日本画と水墨画を学びました。8年間のアメリカ生活の後、1919年日本に戻り、再び島田墨仙に師事します。1920年に官展に出品し受賞します。そしてこの頃から木版画を制作するようになります。日本や一時期住んでいた韓国を題材にしたものが多く、大胆な構図の取り方や雲母摺りなど浮世絵の手法を取り入れた作風が特徴です。