ノエル・ヌエット Noel Nouet
明治18年<1885>-昭和44年<1969> フランス・ブルターニュ出身
”広重四世”とも呼ばれたフランスの詩人、画家。1926年、静岡高校の講師として初来日。1930年、再び来日し、東京外国語大学などで教鞭をとりました。幼少期から、初代歌川広重の版画コレクションが身近にある環境で育ったヌエットは、広重が描いた江戸の姿に魅せられ、その姿を留める場所を散策しながら、多くのスケッチや詩を残しています。そのスケッチを元に、土井版画店の土井貞一が、新版画としての制作を提案し、1936年に「東京風景」24点が刊行。1962年に帰国し、晩年はパリで過ごしました。