”最後の浮世絵師”月岡芳年の代表作「風俗三十二相」が入荷しました。
▽風俗三十二相
明治21年(1888)に制作された、全33枚(目録+32図)からなる美人画の揃物。
飛んでいる蛍を捕まえて喜ぶ女性や、天ぷらに舌鼓を打ちつつ月を眺める女性、恋人の名前を腕に刻む痛みに耐える女性、蚊取りの煙にむせる女性など、江戸から明治へと移り変わる時代に生きた、様々な身分の女性たちの姿を、芳年は内面も含めて細やかに描写して見せました。
シリーズの最後を飾る、洋装に身を包んで颯爽と散歩に出かけようとする女性は、新しい時代の女性像を象徴しているのかもしれません。
風俗三十二相 / 月岡芳年
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