昨日9/23(月)までの開催だった、“大野麥風展-「大日本魚類画集」と博物画にみる魚たち”を観に東京ステーションギャラリーへ行ってきました。
東京駅自体来るのが久しぶりでした。
ドーム天井は本当に素敵♪
ステーションギャラリー自体が重要文化財なので、階段部分などに昔のレンガが残されている箇所があり、時代を感じさせる素敵な空間です。
ギャラリー前でふぐと魚好きな娘をパチリ!手には決して離さない昆布の袋が・・・。
大野麥風(麦風)の「大日本魚類画集」は、当店で何度も取り扱っている作品ですが、全72点が揃って展示されているのを観るのは圧巻でした(*゚‐゚)
深い海を思わせる藍色の壁面に展示された魚たちは、まるで生きているかのような躍動感と生命力に満ち満ちていました。
それが伝統的な木版画技法で表現されている事、改めて彫師、刷師の方々の技術に感激です!
原画と指示が書かれた試摺、完成した木版画が見比べられるようになっている展示もあり、それを見ると職人さんの努力が窺えます。
麥風以外にも江戸時代に描かれた栗本丹洲の画や、現代的手法で描かれた杉浦千里の博物画などが展示されていました。
初めてみた杉浦千里の作品はとても細密で素晴らしく、図鑑用というだけではなく一作品としてもモダンで見応えがありました!
チケットも魚の形でかわいかったので、娘は大事そうに持ち帰ってきました^^
図録には水色のプラスチックカバーが付いていますが、これはただ保護するだけでなく、表紙の水の中を泳ぐ魚の姿がよりいっそう際立たせる、素晴らしいアイディアだと思います(*^o^)b
written by Aki