明治期を代表する浮世絵師、豊原国周と、楊州周延の連作が入荷しました。
▽豊原国周「俳優諸芸当利競」
”最後の浮世絵師”豊原国周が明治17年(1884)に制作したシリーズ。
歌舞伎役者の当たり役と、落語や講談などの寄席で人気を博していた演者と演目を組み合わせて描いたもの。
目録に「通計三十六番」とあり、記載されている寄席芸の演者と演目も同数であるところから、36枚の連作として制作されたものと考えられますが、実際に刊行された点数は未詳です。
掲載品も36枚(+目録)ありますが、目録に記載のない図(桃川燕国「百猫伝」)と、目録の記載のみの図(拍鱗「不知火物語」)が確認できます。
▽楊州周延「東錦昼夜競」
明治を代表する浮世絵師・楊洲周延が明治19年(1886)に制作した代表作。神話の時代から江戸時代にかけての、様々な歴史故事や伝説、妖怪譚などを題材とした、全50点に及ぶ連作。
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