本日12/19(火)より、山田書店3階ギャラリーにて、”現代の写楽” 弦屋光溪の画業を振り返る回顧展を開催いたします。
< 弦屋光溪 45年にわたる創作活動の回顧展 >
デビュー作から始まる歌舞伎座時代の役者絵から、今回の個展で発表される最新シリーズの第二作「万歳浮世絵派三艶 菱川師宣」まで、約170点の木版画を展示いたします。
国内外で高く評価される大胆な色彩感覚や構成力、薄い雁皮紙にする繊細な技術だけでなく、今回展示される版木を用いた額では普段は見ることのできない精緻な彫りの技術の一旦を垣間見ることができます。
木版画家・弦屋光溪の作品世界を堪能できるまたとない機会となっておりますので、是非足をお運びください。
よろしくお願い申し上げます。
※奇数日は作家在廊予定
追記12/27
WEBカタログをご覧いただけるようになりました。
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弦屋光溪
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一人で制作する自画自刻自摺の多色摺木版画。無所属。77 歳。2007年に千葉移住。
昭和21年(1946)7月、神奈川県茅ケ崎市生まれ。東京新宿早稲田で育つ。祖父・父は油彩画家。
稽古と初日舞台を取材して制作開始、約10日間で完成、その月の千秋楽まで販売。
観客は今見た舞台の絵を購入した。歌舞伎座内の受付筋書売り場で販売、前半の観客には予約を受け付けた。
2000年7月の作品にて終了。22年間で役者絵は146 点、他に肖像などを含め合計200 点制作、11,322 枚を摺りあげた。( この間、光溪32~54 歳)
2000年11月、(レゾネ本)「弦屋光溪全木版画1978-2000」出版される。
2000年11月28日~ 12月4日、松屋銀座特設会場で「弦屋光溪の役者絵全貌展」開催される。
2000年後は「自画像孤独」の連作( 表紙含め全8点)、「自画像 我(われ)」の連作(全5点)、「猫の歌舞伎」(全3点)、
「アルチンボルドに捧ぐ」の連作( 全5点)、「江戸期浮世絵師肖像」の連作( 継続中、7点出来) のシリーズを制作。
山田書店で発表する。
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弦屋光溪 45年にわたる 創作活動の回顧展 (WEBカタログ)
開催期間:2023年12月19日(火) ~ 2024年1月13日(土) ※日曜・祝日、年末年始(12月28日~1月4日)は休廊
営業時間:10時30分-18時30分
会場:山田書店ギャラリー(東京都千代田区神田神保町1-8 山田ビル3階)