10/16(月)より、山田書店3階ギャラリーにて、昭和期を代表する現代版画の第一人者・関野凖一郎の展覧会を開催いたします。
同じく昭和期を代表する版画家・馬渕聖の作品も併せて展示いたします。
昭和を代表する版画家の作品世界をお楽しみください。
関野凖一郎(Sekino Junichiro) 大正3<1914>-昭和63年<1988> 青森県出身 昭和期を代表する、現代版画の第一人者。1930年、旧友の根市良三、柿崎卓治、佐藤米次郎らの版画同人誌『緑樹夢』を見て、同人に加わり、根市の手ほどきで木版制作を始めました。翌年、佐藤米次郎、福島常作らと“青森創作版画研究会夢人社”を結成。青森中学校を卒業後、今純三の下で銅版画を学び、1935年の「埠頭」で第二部会第一回展に入選。1939年に上京し、恩地孝四郎に師事。構成的な画面に、詩情と生命感を捉えた独自の作風を確立しました。 1938年 日本版画協会会員 |
馬渕聖(Mabuchi Toru) 大正9年<1920>-平成6年<1994> 東京都出身 父・馬渕録太郎の影響を受け、幼い頃から色摺り木版を得意とし、東京美術学校では工芸科図案部に在籍しながら、臨時版画教室の木版画部で平塚運一に学びます。在学中に光風会展に初入選し、卒業制作「木版による自然物の装飾的表現」は文部省買い上げとなりましたが、1942年に応召。戦後、父の経営するデザイン会社に勤める傍ら、日展、光風会、日本版画協会を舞台に発表を続けましたが、1960年に棟方志功、前川千帆らと日本版画会の創設に参加。後に会長に推され、1994年に74歳で没するまで務めました。埴輪シリーズや 卓上静物シリーズで知られ、”モザイク効果”と呼ばれる独自の技法で従来の版画には見られない重厚な作風を確立しました。 1937年 東京美術学校入学 |
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関野凖一郎展 併催・馬渕聖の世界(WEBカタログ)
開催期間:10月16日(月) ~ 10月30日(月) ※日曜休廊
営業時間:10時30分-18時30分
会場:山田書店ギャラリー(東京都千代田区神田神保町1-8 山田ビル3階)