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2023.4.10up!
展覧会・イベント

【展覧会のお知らせ】 勝平得之展

コロナ禍もようやく峠を越えたようで、神保町も海外からのお客様が目立つようになりました。
そのような中で、2023年最初の展示は春めいた明るい色調の勝平得之を取り上げることにしました。
生涯にわたりふるさと秋田の自然と人の営みを描き続けた作家の100点余りの作品をゆっくりご覧いただけたらと思います。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。

勝平得之展

勝平得之(Katsuhira Tokushi)
明治37年(1904) - 昭和46年(1971) 秋田県出身
版画家。本名は徳治。家業である紙漉き業・左官業の傍ら絵を描いていたが、農民美術運動の木彫講習をきっかけに版画家を志す。
竹久夢二の作品や浮世絵に魅了されて始めた色摺版画の研究から、自画・自刻・自摺による独自の色鮮やかな彩色版画技法を開発した。
その後は郷土秋田の自然や風俗をテーマにした作品を一貫して制作。昭和10年には秋田を訪れていたドイツの建築家ブルーノ・タウト(1880-1938)と知り合い、口絵を手がけた著書「日本の家屋と生活」が出版されるなど、国際的にもその名を知られるようになった。

 【代表作】
 昭和4-14年(1929-39)  「秋田十二景」    日本版画協会展入選作品「外濠夜景」「八橋街道」を含む
 昭和10-13年(1935-38) 「秋田風俗十態」   日本版画協会展出品作品
 昭和14-18年(1939-43) 「秋田風俗十題」   日本版画協会展出品作品
 昭和24-26年(1949-51) 「農民風俗十二ヵ月」 日本版画協会展出品作品
 昭和24-27年(1949-52) 「米作四題」     日展入選作品

 【受賞歴】
 昭和26年(1951) 秋田市文化章
 昭和36年(1961) 河北文化賞
 昭和38年(1963) 秋田県文化功労章

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勝平得之展出品リストWEBカタログ
開催期間:4月14日(金) ~ 4月28日(金) ※日曜休廊
営業時間:10時30分-18時30分
会場:山田書店ギャラリー(東京都千代田区神田神保町1-8 山田ビル3階)