料治熊太が発行した昭和初期の創作版画を代表する版画雑誌『白と黒』などの版画雑誌に、日本画家・川崎小虎の肉筆画幅、浮世絵師・三代歌川豊国、豊原国周、楊洲周延、楊斎延一、葛飾北斎、初代歌川広重らの錦絵(復刻版含む)などが入荷しました。
▽ 創作版画雑誌 白と黒
『白と黒』は昭和5年(1930)に料治熊太が版画と詩、歌、俳句などの同人誌として創刊し、昭和9年(1934)8月の50号をもって終刊しました。昭和10年(1935)に再刊(第二次)されるましたが4号を発行して終刊し、昭和12年(1937)の再刊(第三次)も5号で幕を閉じました。編集同人6名(料治熊太[朝鳴]、横井弘三、俣野与志雄、船岡忠幸、南屋音彦、比野隆保)から始まった同誌は、料治の友人だった井上三綱(洋画家)、大内青圃(彫刻家)、初山滋(童画)ら既成の版画家ではない作家たちと、当時まだ無名だった棟方志功、谷中安規、小川龍彦らが支え、やがて当時を代表する版画家・恩地孝四郎、平塚運一、前川千帆、川上澄生、深沢索一、藤森静雄などが参加しました。版画の大衆化を標榜し、美術的な主張よりも趣味的な色合いが強かった『白と黒』は、創作版画運動の成熟期だった時代を代表する創作版画雑誌といえます。また、同誌は創作版画の骨子とも言える自画、自刻、自摺を守ったため、発行部数は各号30~120部程でした。
六十余州名所図会 安芸 厳島 祭礼之図【復刻版】 / 広重初代
六十余州名所図会 日向 油津ノ湊 飫肥大島【復刻版】 / 広重初代
六十余州名所図会 周防 岩国 錦帯橋【復刻版】 / 広重初代
六十余州名所図会 出雲 大社 ほとほとの図【復刻版】 / 広重初代
六十余州名所図会 下野 日光山 裏見ノ瀧【復刻版】 / 広重初代
六十余州名所図会 志摩 日和山 鳥羽湊【復刻版】 / 広重初代
六十余州名所図会 山城 あらし山 渡月橋【復刻版】 / 広重初代
六十余州名所図会 土佐 海上 松魚釣【復刻版】 / 広重初代
六十余州名所図会 備後 阿武門 観音堂【復刻版】 / 広重初代
六十余州名所図会 下総 銚子の浜 外浦【復刻版】 / 広重初代
六十余州名所図会 駿河 三保のまつ原【復刻版】 / 広重初代
六十余州名所図会 上総 矢さしか浦 通名九十九里【復刻版】 / 広重初代
六十余州名所図会 加賀 金沢八勝之内 蓮湖之漁火【復刻版】 / 広重初代
六十余州名所図会 出羽 最上川 月山遠望【復刻版】 / 広重初代
六十余州名所図会 近江 琵琶湖 石山寺【復刻版】 / 広重初代
六十余州名所図会 伊勢 朝熊山 峠の茶屋【復刻版】 / 広重初代
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