横須賀美術館の「日本の「妖怪」を追え!」展に続いて、横浜のそごう美術館で開催されている「幽霊・妖怪画大全集」展へも行ってきました!
そごう美術館は横浜駅と直結しているそごう横浜店内にあるので、アクセスし易くていいですね^^
こちらは福岡市博物館所蔵の吉川観方コレクションを中心に、肉筆画が中心の展覧会です。
横須賀美術館の展覧会が時代を分けて妖怪表現の変遷を辿るものだったのに対して、こちらは骸骨や幽霊、鬼など描かれているものごとに展示されています。
見所は何と言っても、円山応挙、渓斎英泉、河鍋暁斎、谷文晁、橋本関雪らが連なる、圧巻の肉筆幽霊画34点!
応挙以降、幽霊画にはある程度のフォーマットがあったそうですが、その中でも画家ごとに独自の視点があってとても面白かったです。
小林永濯の「お菊の亡霊図」や、小林清親の「四季幽霊図」などはしっとりした情感があって素敵でした。
他にも魅力的な作品が沢山あるのですが、その中でも佐脇崇之の「百怪図巻」がイチオシ!
あの「画図百鬼夜行」を描いた鳥山石燕が大いに参考にしたという、30の妖怪を描いた肉筆絵巻物。
展示スペースの関係で後半の7体分しか見れなかったのは残念でしたが、目ひとつぼう、ゆふれい、ふらり火、ゆき女、野狐、猫また(かわいい!)、かみきりはどれも素晴らしかったです。
個人的にはこれだけでも一見の価値有りだと思います。
こちらも横須賀美術館の展示と同じく、会期は9/1までなので、是非行ってみてください(*^ェ^)ノ
written by Teru